09年度ユニラブ

09年度のユニラブ(早稲田大学理工学術院主催:小中学生のための科学実験教室)は,2009年8月5日(水)に開催ました。

今年度は,生命医科学科の企画として,仙波教授,武田准教授による「DNAに見る個性」(対象:中学生)を実施しました。

ヒトの口腔粘膜上皮細胞を採取し,そこからDNAを抽出してPCR(注1)を行い,電気泳動(注2)によってDNAによる個人識別を体験してもらいました。また,細胞内の核を染色して 特殊な顕微鏡(微分干渉顕微鏡,蛍光顕微鏡)により実際に自分の細胞を観察する実験も行いました。

生命医科委員会のスタッフもティーチングアシスタントとして参加し,実際に参加してくれた中学生の皆さんに対して実験指導を行いました。

(注1)PCR : DNAを増幅するための技術。ポリメラーゼ連鎖反応。

(注2)電気泳動 : DNAやタンパク質を分離するための技術。物質が持つ電気的な性質によって分離することができる。